爪切りや肛門腺絞りは日常的なケア

爪は指先の形状を整えたり、歩く際に滑らなくするために大切な構造の一つと言えます。しかし、過長すると様々な問題が生じます。


爪が伸びると、運動している最中に長くなった爪がものにひっかかり根元から抜けてしまうという外傷が起こりやすくなります。

爪はその個体によって形が異なります。特に巻き爪の犬や高齢で爪とぎができなくなった猫は、丸まった爪が自分の肉球にささり出血と強い痛みを伴う可能性があるので、定期的な爪切りを行うことがとても大切です。


爪切りは動物専用の爪切りがあります。もしご自宅で行われるのであれば、専用の爪切りの使用をおすすめします。

爪の中には血管組織もあり、深く爪を切ると出血することもあります。ご心配であれば無理をせず、動物病院やトリミングでの処置を行いましょう。

肛門腺しぼり

肛門腺は、犬猫では肛門から直腸に入る部分に付属している臭腺で左右に1つずつあります。強い臭いがする液体がたまり、お尻から排出します。何のためにこの器官があるかというのは未だにはっきりしないそうですが、自分のテリトリーに匂いをつけたり異性にアピールしたりするために備え付けられていると推察されています。

自分で排出する犬猫もいますが、自力で排出できない場合は定期的に人が用手でしぼり出してあげることが理想です。

溜まりすぎてしまうとお尻がむずがゆくなってきてお尻を気にする行動が目立ちます。また、さらに悪化すると肛門嚢が破裂し、消毒処置や抗生剤の処方を行う必要性があります。


しぼる頻度は、その犬猫の溜まりやすさと粘性の強さによって調整してあげるべきですが、1か月に1回行ってあげれば破裂することは少ないです。

方法がなかなか難しかったり、ご自宅ではやらせてくれない犬猫もおおいため、お悩みの際は是非動物病院にご相談ください。

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まずは、診察台での確認が原因追及の第一歩!

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