ウサギの歯の構造と特性
ウサギの歯は、切歯(前歯)と臼歯(奥歯)に大別されます。
切歯は食べ物をかみ切るのに用い、臼歯はすり潰すのに用いるため、使い方の違いから構造も異なっています。
ウサギの歯は「常生歯」と呼ばれ生涯生え続けるという特性があるため、ウサギ自身が常に生活の上で食べ物を噛んで摩耗しなければなりません。そのためにはそれぞれの歯を適切に使用し続ける必要があります。
不正咬合の原因
チモシーのような乾草を食べていると、臼歯で横にすり潰す動きを続けるため臼歯の摩耗が進みます。したがって、歯が伸びるのを押さえることができます。
しかし、ペレットや穀物に対しては縦に顎を動かして咀嚼するため摩耗は進みません。
この原理から、硬めの乾草(チモシーなど)を食べずペレットやおやつがメインになっている、あるいは柔らかい乾草が好きというウサギは臼歯の不正咬合が進行しやすいと言えます。
また、先天性に歯並びが悪いというケースもあります。
一度、不正咬合がが進行すると硬い乾草が食べ辛くなるため避けてしまう、するとまた不正咬合が進行するという負の連鎖が起きてしまいます。
不正咬合が悪化するとどうなる? 涙やけや食滞の原因に
軽度な不正咬合では症状を示さないウサギもいます。
しかし病態が進行してくると、食欲の低下、偏食(ペレットは食べるがチモシーは食べない)、歯ぎしり、口臭、涙が出る、鼻水が出る、便の形が変わったなどの症状が現れることがあります。
食欲の低下が進行すると、元気がなくなり瘦せてきたり、強い消化器症状を引き起こすこともあります。
当院でも、ご来院されるウサギさんで最も多い症状は消化管が正常に働かなくなる「食滞」です。
その根底にある原因が不正咬合であることはとても多いので、日ごろから注意が必要です。
CHECK!
健康診断でお口をチェックしましょう!
不正咬合を発見したら、一度適切な治療を行いましょう
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POINT01
ウサギさんの生活スタイルのお話し
普段どのようなフードを食べているか、嗜好性はどうか、便の形はどうか、など自宅での生活や健康状態について飼い主様にお聞きします。
不正咬合の原因は実生活の中にあることが多いので、この生活を聴取させていただくことはとても大切です。
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POINT02
お口のチェックとレントゲン検査
診察室でウサギさんの口腔内を観察します。切歯と臼歯の伸び方や曲がり方はある程度判断することが可能です。
歯根(歯の根元の部分)の観察や歯全体のバランスの確認が必要な場合には、レントゲン検査が必要になる場合もあります。
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POINT03
解決方法のご相談
不正咬合の進行の度合いと、考えられる原因から解決方法のご相談をさせていただきます。
元気や食欲の低下、涙や消化器疾患を伴う場合にはその治療も一緒に行っていきます。
京田辺市以外からのご来院も簡単、駐車場も広い!
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お車でのアクセスしやすさ
山手幹線沿いに面しており、車でアクセスしやすい立地にあります。八幡市、宇治市、井手町など、京田辺市外からのご来院も短時間で可能です。
また、城陽市内からも新木津川橋を渡って約10分でアクセス可能です。
緊急性のある場合や、頻回な通院でも動物にご負担のなくご来院いただくことができます。
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広い駐車場を完備
当院はスーパーストアナカガワ大住ケ丘店に併設されており、駐車場を共有させていただいております。広い駐車場があるため、お車でのご来院でも駐車スペースにお困り頂くことはありません。
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土日祝日も診療、ご予約も可能
当院では、土曜日や日曜日、祝日といった休日も診療を行っております。
また事前にご予約いただくことで、ご来院後によりスムーズな対応が可能となります。
その他、診療時間外でもご相談に応じてこちらの時間を調整させていただき柔軟に対応させていただきますので、まずはご連絡ください。
アクセス・診療時間・ご予約
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