健康な犬でも必要なこと
健康診断と予防接種
「うちの子は健康だから特に何もしなくてもよいかな」という考えは、ワンちゃんにはよくありません。逆に初めて犬を飼い始める方からは、「何をすればよいかわからない」というお話もお聞きします。
健康な犬でも、毎年狂犬病の予防接種、混合ワクチンの接種、健康診断(血液検査など)をお勧めしています。
狂犬病の予防接種は、日本が狂犬病という怖い感染症の清浄国を維持するためにすべての犬が行うべきもので、国から皆さんにのハガキが毎年きます。
健康診断は、人より寿命が短く早く年を取る犬は、健康そうに見えて体も悪くなっていることが多いのです。毎年の健康診断も人と比べたら4年に1度行っているものと同じと言われるので、欠かさず行ってあげるべきです。
混合ワクチンの重要性
日常的な感染症に対する予防
では、混合ワクチンとは何でしょうか?
日本国内で犬に感染する可能性のある複数の病原体に対する免疫を増やすために、犬に接種するお薬が「混合ワクチン」です。押さえることができる病原体の数によって、○○種混合と数を指定してあります。
ジステンパーウイルス、パルボウイルス、アデノウィルス、犬パラインフルエンザウイルスなど、強い下痢や風邪を引き起こすウイルスがあり、免疫力が低い子犬の時からしっかりとしたワクチン接種が大切です。ベースになる主な感染症を5種の混合ワクチンとして扱っている病院が多いです。
また混合数が多いものには、風邪を引き起こす犬コロナウイルスや、水辺で感染するレプトスピラ症という恐ろしい病原体に対する効果も追加されています。
使用するトリミングやペットホテル、ドッグランなどでは、「○○種以上の混合ワクチンの接種が必要」と指定されている場合もあります。
山林や川沿いにお散歩にいく場合レプトスピラ症に対する対策も必要です。生活環境に応じて獣医師と相談して、ワクチンの種類を選択しましょう。
ワクチンアレルギーについて 症状によっては大変危険
混合ワクチンは、接種後のアレルギーが大変怖いというお話を耳にしたことがあるかもしれません。
身体は、体外から異物が入ってくるとそれに対して抵抗反応を示します。その反応の強さは、個体差や薬との関係によって異なります。
ワクチンアレルギーは急激であるほど症状も重く、接種後数分で発症する場合は呼吸困難や死亡するケースもあるためすぐに緊急処置が必要です。炎症を抑えるお薬の投与や呼吸回復などの処置が必要になることもあります。
遅発性として、接種後数時間してご自宅で具合が悪くなってくる、少し吐いているな、顔がはれている、どの場合もあります。この場合もすぐに病院に来ていただいて、処置する必要性があります。
初めての混合ワクチン接種や、混合ワクチンの種類の変更時は、病院内でしばらく様子を見てからご帰宅することをお勧めします。
またその日は激しい運動を避け、具合が悪くならないかしっかりと様子を観察してあげましょう。
CHECK!
ワクチンを接種する前に、種類のご相談と体調チェックが大切
しっかりとした体調であることを確認して接種しましょう
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POINT01
診察室での体調チェック
体重、体温、呼吸状態などワンちゃんが健康でありワクチン接種に適しているかを判断します。
また飼い主様とお話しして、今までのワクチン接種でアレルギーを起こしたことがないか、生活環境において何種のワクチンがこの子に合うかをご相談していきます。
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POINT02
ワクチンの接種
診察室の落ち着いた環境でワクチンを接種します。
飼い主様が同伴していただいた方がワンちゃんが落ち着いているケースが多いですが、逆に興奮してしまう場合はご相談させていただいています。
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POINT03
接種後の観察
接種後は、院内で10分ほど急性のアレルギーが生じないかを確認してください。
ご自宅に帰宅された後も、その日のうちは激しい運動を避け定期的に様子を確認してください。
まずは、診察台での確認が原因追及の第一歩!
Osumigaoka Animal Clinic
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